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2023年度

市老連の広報紙に掲載された区老連や単位クラブの活動を紹介します。

認知症予防に組織の総力を結集(長田区老連 )

2023-05-08
       長田区の高齢者人口の推移
取り組みのきっかけ
 長田区では居住者の減少が続き高齢化率も35・16%(2020年調査)と群を抜く。我が国での65歳以上の認知症患者数は2020年に約602万人、2025年には約675万人(有病率18・5%)と5.4人に1人程度が認知症になると予測され、長田区はこれの予測を上回り、もはや他人事ではない。

「神戸モデル」実現に
自らの「自助努力」を確認

 高齢者のおかれている現状と今後の予測並びに問題点を常任理事会として共有。健康増進と認知症予防対策は、「自らの問題とし、自らの努力で改善していく課題」と位置付けた。「自助」の努力により「共助」「公助」とネットワークを構築して、神戸モデル「認知症の人にやさしいまちづくりの実現」を目指すことを意思統一し、組織的な取り組みを始めた。

具体的な活動の骨子
 組織全体及びモデル地域での学習を展開。まず「認知症とは」の基本から講演会を開催。参加クラブ全体を対象に4回の基調講演とモデル地域クラブにおける健康体操・脳トレ・学習会を計14回開催した。特に、モデル地域とする「転ばん塾」梅香寿会(会員数109名)は、地域包括支援センター(あんしんすこやかセンター)と民生児童委 員協議会の三者によるネットワークを組み、高齢者の意識改革から健康増進、認知症予防に関わる仲間づくりに大きな成果を得た。
 紙面の関係で内容の全てを報告出来ないため、今後の事例報告会等で披露をしたい。

今後の活動目標
 今年度は、活動の重点を地域での取り組みに移し、地域モデル2ブロックから6ブロックに拡大し、認知症を遅らせる、予防する、認知症患者やその家族と地域の仲間が共に寄り添える「居場所づくり」と、リンクワーカー(つながり隊‥小さな気づきで命を救う)の養成に挑戦することとした。
 本号が皆さまのお手元に届くころには、スタートしている。
 このまちに住んで良かったと実感できるまちづくりを長田区老連は目指して行く。


          転ばん塾梅香寿会
      理学療法士による認知症予防の話
一般社団法人
神戸市老人クラブ連合会
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