令和３年１１月２日（火）参加者７６名、勝しく、天高く馬肥ゆる晴天さわやかな日和、一路木津川市を目指し、道中では紅葉枝先が染め映え、一服の水彩絵画の如く鑑賞。心地良く、久し振りの会話も弾み、和やかで、人には仏性ありとか。

　懐古欽美風のおおらかさ。薬師寺本尊、阿弥陀如来の永久に発さる「無量光」無限の恵み、もたさる光明、ここに在る安らかさを身近に感じる。庭園の幻想的な世界観、広大さは、垣根を除かれる気持ち。玄奨三蔵院、大唐西域壁画、公開で仏教の源泉をかみしめ、真言の元、大慈悲と分け隔てなく、受け入れる慈悲心高野山の山姿、世の人々の為、聖域なればと、コロナ禍日々難門、気苦労を洗心されるここちで、寺を後にし、浄瑠璃寺へと。京都府木津川へ、同行２人と巡らし、真言律宗の寺院背景に、小田原山に抱かれ、うす紅色の錦織絵ごとく境内におり、本尊は阿弥陀如来と薬師寺如来、開祖は義明上人で、「東方浄瑠璃世界」からの名前が付けられた。全体に簡素な造り、中尊を安置、求心性の高い建物、吉祥天摺仏が本堂内に安置されている。現世の苦しみを除く仏で、西方極楽寺浄土の教主である薬師如来を東に、阿弥陀如来を西に、流雲も日々、小難、中難を御仏に手を差し伸べられて戴く、平穏な健やかな日常を待望し、身近な友人と共にある日々気持ちを新たにした。