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2021年度

市老連広報紙に掲載された区老連や単位クラブの活動を紹介します。

神戸交流ウォークツアー(須磨区老連)

2021-12-09
 好天の10月5日(火)、神戸市老連協賛の第7回神戸交流ウォークツアーが開催された。須磨区老連からはバス4台、167名が参加。比叡山の麓・日吉大社の門前町・大津市坂本の石積みの道を歩く。スタートしてほどなく参加者から口々に「わぁ、良い匂いがする」「金木犀や」の声。その香りに気分が軽やかになる。延暦寺僧侶の隠居所の里坊は坂本ならではの街並みを造り、一帯は国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。
 進むと左手に生源寺があり、ここで説明を受けるはずが、立ち止まる人もなく通り過ぎて日吉馬場の通りを越えると名物の日吉そば・鶴喜そばが並ぶ。古い町屋や商店が残る作り道は頻繁に軽自動車等が走る。横に広がって歩く参加者に数人が「車が来たで、左に寄って」と注意を促す。その道を右折した御殿馬場通りはゆるやかな登り坂で、左手の叡山文庫を通り過ぎ、正面の滋賀院門跡では、高さ8mの穴太(あのう)積みの大きな石垣を見上げる。次に日吉馬場の通りを北に進むと、茶屋の先の左に旧竹林院。里坊のひとつで、邸内には主家の南西に約3300㎡の庭園が広がり、大正時代に建てられた2棟の茶室と、あずまやがある。2階にあがり、八王子山を借景に地形を巧みに利用しながら滝組と築山を配した庭園を眺める。大宮川の清流が園内を走り、手入れの行き届いた木々が四季折々の風情をかもしだす。大政所を過ぎ、左に歩をとって日吉大社に至る道を通過するとゴールの駐車場だ。その手前の金木犀が香る地に立つと、前方に琵琶湖が広がり、対岸の近江富士(三上山)も一望できた。
 無事に歩き通した後は、琵琶湖大橋「道の駅・米プラザ」へ。観光船出港地の傍で他区老連の人々と共に、大橋と穏やかな湖面を眺めながら弁当の昼食。最後は、井筒八ッ橋本舗での買物を楽しんだ。
 ゆっくり歩いても汗ばむような一日、歴史を刻む近江・坂本を仲間らと訪ね、初秋を大いに楽しむバス旅行だった。
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